空き家の活用法

管理サービス

空き家管理相談イメージ

なぜ、空き家管理が必要なのでしょうか?長期間人が住んでいない家は、人が住んでいる家と比べて劣化のスピードが速いと言われています。換気を行わない空き家は、湿度により畳の膨張やカビが発生し、長く水道を使用しなければ、配管の内部にサビが生じます。雨漏りや壁、床の腐食等の発見が遅れた場合は急速に劣化していきます。賃貸や売却を検討されていれば、より一層定期的な管理が必要です。所有者が管理できない場合は空き家を管理してくれる、管理サービス会社があります。サービスの内容は多種多様で管理サービス会社によって価格は違ってきますが、こういったサービスを利用する方法もあるので検討してみるのもよいでしょう。

空き家バンク

空き家バンクとは主に自治体が、定住を促進するために空き家を紹介する制度です。 市町村によって、直接交渉と間接交渉があり、物件所有者と直接交渉を行う方法は仲介手数料などが発生しない場合が多い等のメリットがありますが、安い理由を明確にしている物件所有者のみとは限らないため、リスクが高いです。間接交渉は、自治体が情報の提供や活性化に関する推進事業のみを行い、交渉等は協定などを結んでいる宅建協会や不動産屋さんと行う方式です。利用希望者に限らず、広く一般に向けて空き家を紹介するため、多くの自治体がホームページで空き家物件の写真やかんたんな情報を公開しているので、うまく活用してみるのも良いですね。

賃貸・売却

空き家になった古い住居を賃貸として活用するのが難しいといわれる理由には、空き家が田舎など過疎・高齢化地域にあることや、大量の荷物(仏壇など)を処分、保管する場所がないこと、リフォームに多額の費用がかかるなど、様々な問題がありますが、税金対策として有利な面もあります。親が生存中で、空き家になった実家を賃貸に出した場合、青色申告を届け出れば10万円の特別控除になります。また、賃貸のまま相続した場合は固定資産税評価額が減額されます。しかし、売却した方がいいのか、賃貸に出した方がいいのか、税制面だけで判断できるものではありません。迷っているのなら、専門家に相談しましょう。近年では、空き家管理サービス会社が管理サービスに加え、空き家の活用法(売却・賃貸・リフォーム・解体など)にも無料で相談に応じてくれるところが増えているので活用してみるのもよいでしょう。